【半田市】『ごんぎつね』の舞台にある、新美南吉記念館へ
半田市出身の有名人といえば、『ごんぎつね』の作者 新美南吉 。
『ごんぎつね』を、小学校で習った人も多いはず。
新美南吉は知っていても、どこの出身なのかは知らない人も多いのではないでしょうか?
私も、知多半島に引っ越してくる直前までは知りませんでした。
結婚前に、新美南吉記念館を訪れ、初めて半田市出身であることを知りました。
今回は、それ以来、久しぶりに訪ねてみました。
芝生と一体化した記念館
新美南吉記念館の建物は、芝生から、なだらかに続いています。
この日は、暖かかったので、小さなお子さんが外の芝生で元気に遊んでいましたよ。
下に下っていくと、右側が記念館の入り口、左側がカフェとお土産ショップの入り口です。
ずんずん地面に潜っていくような感覚を味わいながら、童話の世界へと迷い込んでみましょう。
『手袋を買いに』の一場面が再現されています。
帽子やのおじさんの影が映っていますね。
こちらは、『おぢいさんのランプ』の一場面。
大きな木にいくつものランプが掲げられ、幻想的な雰囲気。
展示室には、南吉の直筆の原稿や手紙、教員をしていたころの資料などもありました。
29歳という若さで亡くなってしまった南吉。
ずっと病弱なイメージがありましたが、20代の若者らしく、ラブレターを書いたり、教師として仕事に邁進したり、生き生きとした南吉を垣間見ることができました。
南吉の童話の世界を歩こう
記念館の敷地全体は、童話の森として、遊歩道も整備されています。
童話にちなんだオブジェもあちこちにあります。
『ごんぎつね』で、ごんが兵十の母親の葬列を眺めているところ。
『でんでんむしのかなしみ』の碑。
『ごんぎつね』の像。
お子さまと一緒なら、レジャーシートを持ってきて、芝生の上に広げても良さそうですね。
記念館のすぐ北側は、『ごんぎつね』の舞台の矢勝川があります。
秋のお彼岸の頃には、この矢勝川の堤が、彼岸花で真っ赤になります。
2016年9月27日の様子。
300万本以上の彼岸花が咲き誇り、圧巻の美しさでしたよ。
〒475-0966 愛知県半田市岩滑西町1-10-1
TEL 0569-26-4888
開館時間 午前9時30分~午後5時30分
休館日 毎週月曜日・毎月第2火曜日・年末年始
観覧料 210円 中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方は無料
駐車場 57台・身障者用4台・バス専用3台(無料)